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コレクション: STAGE9

[時計に関する冊子] - 翻刻

[時計に関する冊子] - ページ 15

ページ: 15

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マイ」にて出(て)来て居(ゐ)る其あしき時計は すこしの時間(じかん)ならでは運動(うんとう)するを保た ず而(しか)して時計の器械(きかい)の運動につきて すれあふ時に烈(はけ)しき音(おと)がするさやう の烈(はけ)しき音のする時計は果(はた)して度〻(たび〳〵) の修理(しゆり)を加(くわ)ふるに至(いた)るへししかしその 直(なお)すに至(いた)りては堅固(けんこ)にしかと直しを 加(くわ)ふる事が出来(でき)ぬいかんとなれはあし き時計に於てひとつの瑕(きづ)を直さんと すれはまた〳〵外の瑕(きつ)を見出(みいた)す然(さり)ながら 其瑕を愈さんと直しを加ふる事に 於て気がつかぬなり 工合(ぐあい)のあしき時計の第一の所以(わけ)といへ るものはそれはすなはち成るへきた けは廉価(やすね)にて時計を需(もとめ)んと欲(ほつ)する ところの一般(いつはん)の通情(おなしこゝろ)に因(よ)る処なり 時計の技術といへるものは学ぶに於て ははなはだ手重にむづかしき物なり 其技術に達(たつ)せんと欲(ほつ)するには数年間(すねんかん)の 経験(けいけん)を歴て大ひに勉強(へんきよう)を尽し而して