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コレクション: STAGE9

[時計に関する冊子] - 翻刻

[時計に関する冊子] - ページ 21

ページ: 21

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世の人の考(かんが)ゆる処と至極(しごく)に反対(はんたひ)する なり其わけは世の人が流行(りうかう)にまよひ 心得違(こゝろえちかひ)をしてちいさくきやしやなる 女時計をよしとすれどかならず左(さ)には あらずおよそ時計は大きなるに随(した)がひ 器械か手丈夫(てしやうぶ)に出来てあるゆえちいさ からぬ堅固(けんこ)の時計を用ゆべきといふ事 をも厳密(げんみつ)に意見(いけん)をする事なりかつ また一箇の時計の為(ため)に重荷(おもに)を 負(お)ふかごときはなはた大(おゝ)いなる こゝろえちがひをなしてはならさる なり及びちいさき時計を買(か)はんと欲(ほつ) する人に十七形の大きさなる時計を買(かふ) べしとすゝめて指図(さしづ)をする而して十八形 の大きさの時計(とけい)といへるものは器械(きかい)も丈夫 にて堅固(けんこ)なれは少しもあぶな気(げ)のこゝろ づかひなし持料(もちりやう)の時計によく運動(うんとう)の 連続(れんぞく)する事が世上に広(ひろ)くしられて居(い)る それゆえ十八形の大きさの時計を凡(およ)そ 十二年|余(よ)のひさしき間(あいだ)売(う)り捌(さばき)て居る