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コレクション: STAGE9

[時計に関する冊子] - 翻刻

[時計に関する冊子] - ページ 27

ページ: 27

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然(しか)せされは運動(うんとう)中それゆえに錆(さび)を 生(しやう)ずべしさてこの用心(ようじん)なしに旧(もと)の ごとく十分なる有(あり)さまには掃除(さうじ)する 事|能(あた)ふべからす而(しか)して其|直(なを)しの全(あた) 価(え)も尤|高料(かうれう)にして且(かつ)手重(ておも)なるべし 中蓋(なかふた)に指(ゆび)のあとのつきたるをぬぐはん などゝて革(かは)切(き)れ毛織(けをり)切れ等(たう)を中蓋(なかふた) のうへに置(をく)へからずこれをいかゞなれ は小(ちい)さなるいときれまたは毛(け)きれあるひ はちりごみなと鍵(かぎ)の穴(あな)より落(おち)入りて 時計の器械が正しき運動(うんとう)を故障(こしやう)【左ルビ:サヽユル】す べし及ひ二三ヶ月を経(へ)て果(はた)して時 計がとまるものなり 時計を需用(しゆよう)【左ルビ:モトメモチヒ】せんとするにはかならず 下等(かとう)にてひくき価(あたへ)の時計を買(か)ふべ からず其ゆえいかにとなれは金(かね)を費(ついや)し こゝろみて然(しか)る後(のち)了解(りやうげ)【左ルビ:サトリワカル】すべし其あら ましをいへば廉価(やすね)の時計はいつにて も運動(うんとう)正(ただ)しからずゆえにしば〳〵の直(なほ) しを下直(けぢき)とおもひあなどり居(お)るほど