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コレクション: STAGE9

[時計に関する冊子] - 翻刻

[時計に関する冊子] - ページ 37

ページ: 37

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あきらかなり然(しか)れとも時計師(とけいし)に於 ては格段(かくだん)なる違(ちが)ひである世人(せじん)【ヨノヒト】か時計(とけい) を撰用(せんよう)【エラ三モチイル】するにあたり十分(じうふん)なる鑑定(かんてい) か届(とゞ)かぬなり 夫れ懐中時計(くわいちうとけい)あるひは懸時計(かけとけい)の 器械(きかい)か善(よ)き悪(あし)きを察知(しれ)さる事た とへは盲目(もうもく)のことく手あたり次第(したい)に 是(これ)をさぐりとるなり若しも時計屋(とけいや) のこゝろだてか正(たゞ)しからざる時には四 円(えん)かまたは六円ほとの品をもつて 八円あるひは九円にも甚(はな)〻たやすく売(うり) あたふべし故に時計師(とけいし)の買人(かひにん)並(ならび)に 並常(へいじやう)【ナミ】の買人に注意(ちうゐ)させる為(ため)私(わたくし)どもに 於ては種〻(しゆ〴〵)なる品柄(しながら)の記号(きかう)【シルシ】を彫刻(ちやうこく)【ホリツケ】す 此(この)品(しな)に於ては買人(かひて)が少しも疑惑(きわく)【ウタガヒ】を生(しやう) ずへからさるなり猶(なほ)此(この)説明(ときあか)し後文(かうふん)に 見へたり 夫れ獅子(しゝ)の印(しるし)は第(たい)一|等(とう)第二等の二 種(しな)なり蝶(てふ)の印は第三等なり無印(しるしなき)は 第四等なり