翻刻
分混和(まじり)の金属(きんぞく) 百六十七分なり
○十九カラ
第六等の金位(きんゐ)にして純金(じゆんきん)七百九十分
混和(まじり)の金属(きんぞく)二百十分なり
○右のごとくなる金の交合はもろ〳〵の
飾(かざ)り細工(さいく)ものなどにおゐて真(まこと)に邂逅(たまさか)
に用ひらるゝなりいかんとなれは此交合(このまじり)
の金の性質(せいしつ)といえるものは尤(もつと)も柔軟(やわらか)で
あるゆえに美麗(びれい)なるよき仕(し)あげの
磨(みがき)が利(きか)ざるなりもし度外(どがい)の交合(まじり)を
もつて金(きん)の甚(はなは)た多き時はかならす彼(か)の
金の形容(けいよう)をはやく消滅(せうめつ)して仕舞(しま)ふな
り
○飾(かざり)は細工(さいく)もの等に用ゆるにおゐて量目(めかた)
度量(とりやう)などの左(さ)の法通(はふどほ)りの金位(きんのくらゐ)混合(こんがふ)を
了知為(しるす)べし
○18K【横書き】此の十八カラといへるはすなはち純金(じゆんきん)
七百五十分にして混和物(まじりもの)の金属(きんぞく)二百五
十分|包合(ほうがふ)【左ルビ:フクミ】せしをいふなり
○爰にまた下等(かとう)なる金の品位(くらゐ)につきもろ〳〵