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コレクション: STAGE9

[時計に関する冊子] - 翻刻

[時計に関する冊子] - ページ 49

ページ: 49

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 える薬品(やくひん)をもつてこれに流(なが)しかけ  るといへども石色(いろ)のさらに変(へん)せざる石(いし)  にて「ビチューム」といふ鉱(あらがね)に膏気(あぶらけ)を  含蓄(かんちく)【左ルビ:フクミ】し燃(も)ゆべき性質(せいしつ)【左ルビ:ウマレツキ】をいだける物  にて其すり石なる物の中に微少(すこし)混(ま)   交(じり)なし居(ゐ)て石面(せきめん)微密(こまか)に皺(しは)をあら  はす処の石質(せきしつ)【左ルビ:イシノシヤウ】なりすなはち此のすり  石の表面(ひやうめん)【左ルビ:オモテ】に於て細工(さいく)ものを摩擦(こする)す  れは其|金(きん)の色(いろ)を石面(いしのうへ)に現(あら)はすなり  其あらはれたる金色(きんしよく)の上へ薬名(くすりのな)「アシー  ドアゾチック」九十八分「アシートクロリド  リック」二分|清浄水(きよきみづ)二十五分を混合(ませあはせ)して  この一点滴(ひとしづく)をながす時(とき)は平常(つね)の度(ど)  における十八カラすなはち千分の七  百五十分|混和(こんくわ)したる金位(きんゐ)におゐては  尤(もつ)ともいちじるしく此(こ)の金色(きんしよく)を襲(おそ)は  るゝ事なくして依然(ゐぜん)【左ルビ:ソノマヽ】たるものなり ○この試見(こゝろみ)を簡便(てがる)にたやすくなさん  と欲(ほつ)するには飾(かざ)り細工(さいく)ものに比較(ひきくらべ)する  為に種〻(さま〴〵)の金位(きん)をとりまじへたる「ボタ