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コレクション: STAGE9

[時計に関する冊子] - 翻刻

[時計に関する冊子] - ページ 9

ページ: 9

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師の細工(さいく)の巧者(かうしや)か不功?者(ふかうしや)かをよく見|究(きわめ) てその後(のち)に之(これ)を頼(たの)むべし其|故(ゆえ)いかゞと なれは屢(しは〳〵)職人(しよくにん)の不熟者(ふじゆくしや)に任(まか)するに依て 大事なる時計(とけい)を毀傷(きしやう)せしむる事あれ ばなり 日本に於て時計が必らずなけれはなら ぬ要品(ようひん)と定まりて多く人が珍重(ちんちよう)致し まする其時計は細密(さいみつ)なる機関(からくり)の仕懸(しかけ) を外(そと)へあらはさずして製作(せいさく)したるもの なり其つくりなしたる時計といへる ものは持主(もちぬし)か一|生涯(せうかい)の間|懐(ふところ)にして 日用の重宝(ちやうはう)と為(な)すべきものなれは なり而(しか)していまた時計の善悪(よしあし)とも様(やう) 子(す)をしらざる人がよき器械(きくわい)ならん時 計を買(か)ひたしと思ひなして却て宜(よろ)し からぬ時計を買(か)ひ得(う)る如きの手違(てちか)ひの まゝある事なり夫(それ)ゆえに此|後(ご)のくだり に委(くわ)しくつまびらかに説(と)きあかせる ごとくのこゝろ附(つけ)を為(す)るはすなはち 是は時計(とけい)を商(あき)なふ我〻(われ〳〵)におゐて