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コレクション: 大阪大学所蔵貴重書翻刻ワークショップ

娼妃地理記 - 翻刻

娼妃地理記 - ページ 15

ページ: 15

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【右丁】 当国男女共に芸(けい)をたしなむ事専らにて。 六芸(りくげい)に通(つう)ずるもの八十余人有。孔子(こうし)の門 ̄ン人六芸 に通するもの七十二人と高慢(こうまん)に書て置かれしが。 此国芸者の多き事を聞て肝をつふし。猪(いのこ)の 昆布(こふ)巻と紫蘇(しそ)巻の棗をさゝげ物として。 あやまりに見へたとは古口なうそなれど。此上 又あほと芸者がふへるかもしれず。又此芸者 の外に。詩哥連俳茶香■【鞠ヵ】生花の類。総【惣】じて 【左丁】 何によらずはやる事甚しけれ共。やむ事も又 すみやか也。これを引風 芸(けい)といふ。はやる側 から止(や)むといふ心なるへし。皆日本人に対(たい)し て咄(はなし)の間を合せるためにする芸にて。とかく 陰国(いんこく)なればゆるやかにぬらくらととり〆り なし。日本にては人をなじりてこいつは流(は) 行(やり)ませうといふ事有。此国にてはこいつは すたりませふといふ