翻刻
はふきれるかことしよわき病人はたきに
あたらすともよく湯にひたり居あかぬ内
にあかり申事よし
一朝あつきとてぬれ板の上にすゝみゐる事
あしゝゆへ入事一日に二度か三度にかきる
へしかす入事あしゝ
一たきは先次第たん〳〵御用ひ可被成候初日
にたき用ゆることあしゝ二日も過て御用
可被成候夜中入こと悪し湯あかりに風
雨にあたりて足水にひたす事なかれ
一長湯すへからすすき腹のとき入事悪し酒
気のうちもあしゝ大酒大食つゝしむへし
かわさすへからす立腹する事なかれ始るを
おかさす此外万事飯食に至まて御吟味可被成候
一湯に入やうはまつ板敷の上に居㒵【読み:かお】をあらひ
惣身にさむからぬよふに湯をうけそのゝち
御入り扇にてひたり病所を能くもみさ
すり居あかぬうちにあかり又板敷の上に
休み先のことく病所をおきなひ如此なる
事二三度にてあかつへき事なり