翻刻
一湯あかりあつきとてうす着あるひは
はたかになる事あしゝ
一たきは足より先にたん〳〵と上へうたせ可
申候腹とむねはうたせ申ましく腹うたせ
候へは痰しやく或は腹くたり又はけつし
のんとかはきて水しきりにのみなとし
いろ〳〵さはり有てあしゝ
一夜ふけて湯に入は夜気にさはり病お
こる事有夜中になりては湯性もかは
り申よしつたへおき申候
一ふみぬきなとはその日より瀧にうたせ申
へしうち身ほねつかへ等はよく瀧にうたせ
又切きす打くたきたるはたきあてすもよし
如此の類湯治のうちに其しるし有なり
一のほせかちの人眼にさはる事あり瀧にて
頭をうたせ申かたよし又目のゆありこの
湯は冷湯にして上昇の人常に目を洗ひ
しるし有此湯にて度〻御洗可被成候如此
のひとはなをさら湯むさほる事悪し
右の外湯に入やうことく有といへとも