みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

あきの日照 - 翻刻

あきの日照 - ページ 16

ページ: 16

翻刻

月十七日|仮堂(かりとう)|成(なり)てもとへすゑ奉 |千歳(せんさい)の|記念(かたみ)|現(けん)におはしますそかし 高倉丸太町では西側|台塀(たいべ)のうち 四畳半一間斗の処に稲荷明神 の|鎮守(ちんじゅ)いまそかりけるか台塀は |勿論(もちろん)|近隣(きんりん)焼土の中に悠然として 焼残りけるは神徳とやいはん切 とくとやいはんなほ人〳〵信(しん) を|増(ま)す此外|鎖細(ささい)のことはあるべけれと そは|牧挙(はいきょ)に|遑(いとま)あらすかくて鎮火の後 |禁闕(ごしょ)より|以南(いなん)洛中を見渡すに東は か茂川西は堀川を限り焼残りし 土蔵|而巳(のみ)|彳(つく)〳〵(づく)立て|唯(たゞ)|一扁(いつべん)の|野(の) 原(はら)に|似(に)たりしかる故(ゆへ)諸人|旧地(きうち)へ立 |戻(もど)るといふことなく土蔵の持主は 焼残りへ|差掛(さしかけ)いたし家持の