みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

あきの日照 - 翻刻

あきの日照 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

分は焼あとへ|仮建(かりたて)いたすべく思立 てと材木及ひ竹|縄(なは)|藁(わら)|釘(くき)|等(とう)の |價(あたへ)の|沸騰(ばうとう)すること壁(たとへ)かたし又 大工日 雇(やとい)なとは一日五人前七人前 なといひ募(つの)り其 賃(ちん)を出しても |雇(やとう)事|如意(によい)ならす|矧(いはん)や|借家(しやくや)|住居(ずみ) のものは住所なき故親類|知己(ちき) のかたに同居なし又商家|冨(ふ) 饒(に)の|主(あるち)もかゝる時は|平常(つね〳〵)の|驕奢(をこり)はお もひもよらす神前に|供(くうす)ることき 三|杵半(きねはん)の|搗(つき)米を|戴(いたゝい)て|給(たべ)るも|一笑(いつしやう) なり漸夫〳〵|仮屋(かりや)をなして |業体(きよてい)に|取掛(とりかゝ)るといへともいまた三 分の一に|足(た)らずしかも|本建(ほんだち)は一 |軒(けん)もなく|杦波(すきかは) |枌板(ふいた)|藁(わら)もて屋根 をなしたり 見渡せは柳桜を