翻刻
を冷(ひや)す理に等(ひと)しかるべし
よつて空泉水(からせんすい)なとあるも
可也(よきなり)水 溜(た)め置(おき)たくハ艮坤(こんごん)
或は南の正当(かた)をのそき家相
よろしき場所を撰(えら)みて造る
べし尚(なを)其ほり出す土をふるひ
小石をはぶきふのりにて土を
ねり夫れを以 廻(まは)りの厚(あつ)み
三寸はかり塗(ぬり)上け泉水を作(つく)る
へし残りの土を以て其 近(ちか)き
処へつき山なと拵(こしら)へ置けは非道
の用心穴蔵のかはりにも成
へし右ふのりにて塗上かわ
かぬうち直(ぢき)々水を入金魚
鯉ふなの類生て置くに別の
ことなしまた在場所(ありところ)うし