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コレクション: 狂歌と狂詩

柳の糸 - 翻刻

柳の糸 - ページ 12

ページ: 12

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うくひすよ正月かきた目さませと 谷のあさとをたゝく初東風     蟹丸 江を渡てけさ春也と梅柳に うくひすよりもふける初東風    継我庵市丸 道風は硯をわれと厚氷 わらてやなかす今朝の東風     鵺丸 智者仁者わきてたのしむ今朝の春 みつは若水山は蓬莱        鉄格子波丸 若草の色青畳へけし人形 こほしたやうにみゆる野遊ひ    庵丸    京都 くし貝の竹のはやしに寄合ふは 賢き人の花?の七草         《割書:由縁斉貞柳孫|》麦里房貞也 琴の音にかよふ大路やのんとりと ふき組?をきく門の松風       宜春亭楚雀 ゆつたりと布袋の腹の春か来て 梅かから子に東風のふく神      松風亭琴之 難波津の名に売始やそれそとも おしはかりたるみつの蛤      寄友亭吐楽    同 さく迄は父母と呼れていかにまた 花にはつらくあたる春雨      得閑斉繁雅 けふ入しひかん茶のこか春風の そこらあたりへくはる梅か香    邦教 はまくりの貝とる人もいつとなう 干潟はるかににちり出たり      由慶 勘定にねの日の千世をかけてみりや まつは引合物てこそあれ      砂長 株わけし弟の世ときくの根や はなの兄貴は隠居めされて     季隆