翻刻
そのほか書々(しよ〳〵)にかくの
ことき 異説(いせつ)まち〳〵なり
しかれども皆(みな)理(り)に似(に)たれ
どもこと〴〵く鑿説(さくせつ)に
して用(もち)ゆるにたらず凡雷
は天にあつては気(き)のみなり
地(ち)に隕(おち)てはかたちをなす
こともあり陰陽(いんやう)は眼をもつて
見ゆべからず扨(さて)また雷の撥(ばち)
というものは是(これ)雷(らい)槌(つひ)といふ物
なりこのかたち一色に定る
べからずあるときは玉(たま)の
ごとくある時は墨(すみ)のことく
またあるときは楔(くさび)のごとし
《割書:本草綱目ノ圖ニ|詳ニ記セリ》其かたちいろ〳〵
に替(かは)りたるは譬(たと)へば泥(どろ)は