翻刻
空中(くうちう)へ投(なけ)ると圓(まろ)くなり
て落(おち)る事もありまた角(かく)に
成りて落(おち)ることもあり長短(ちゃうたん)
曽(かつ)て定(さだま)らざるがごとし連(れん)
皷(こ)をうつと云ふ事あるに
より軈て太皷(たいこ)の撥(ばち)と名(な)づけ
たるものなるべし是(これ)は気(き)の
落(おち)て質?(かたち)をなしたるなりまた
電(いなづま)のはげしき光(ひかり)地(ち)に落て
形(かたち)をなす事もあり星(ほし)落(おち)て
石(いし)となるがごとし星(ほし)天(てん)に
あつては気(き)のみなり地(ち)に落(おち)て
かたちをなすなり雷もまた
これに同じ天にあつては気(き)
のみなれども地(ち)に落ては彘(いのこ)
ともなる雞(にはとり)とも猫(ねこ)とも人の