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コレクション: STAGE1

雷公地震由來記 全 - 翻刻

雷公地震由來記 全 - ページ 13

ページ: 13

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かたちとも斧(おの)とも楔(くさひ)とも なるべしその形(かたち)は定るべ からずこれ皆(みな)造化(ざうくわ)の一理(いちり)なり 夫(それ)雷といつは万物(ばんもつ)の留滞(とどこほり)を 通し旱(ひでり)に雨を降(ふら)し陽気(やうき) を行ひ陰(いん)をたすくるものに して稼穡(かしよく)を救(すく)へる神物なり 若(もし)雷(かみなり)なくんは自(おのづか)ら稼穡 実(み)の らず蒼民(さうみん)穀(こく)に憂(うれへ)ん又問 左(さ)ほど に貴(たつと)き雷を何(なに)とて人〱忌(いみ) おそるゝぞや對(こたへ)て曰(いはく)いかづちは 気血(きけつ)流行(りうかう)のくすりなりしかれ ども隕(おち)るときは害(がい)をなす 薬(くすり)も疾(やまひ)に応(おう)ぜざるときは 害(がい)をなすがごとし甚(はなはだ)恐(おそ)るゝ は人の生(うま)れつきにもより