みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

雷公地震由來記 全 - 翻刻

雷公地震由來記 全 - ページ 15

ページ: 15

翻刻

雷は天のいかりなりとて坐(さ) を正(ただ)しくして慎(つゝしみ)たまふ不仁(ふじん) 不義(ふぎ)の悪人(あくにん)父(ちゝ)を殺(ころ)し君(きみ)を殺(ころ)すと きたちまち雷にうたれて死(し) する事(こと)あり然(しか)れば雷(いかつち)も心(こゝろ) ありとせんや對て曰これ感(かん) 応(おう)といふものなり《割書:感応ト云ハ床子ニ|アタリ触ルカコトシ》 《割書:応トハ触ルヽニ随テ動クヲ云動クモマタ感ウコカス|モ亦応ナリ此ノ二ノ者常無窮》 感(かん)といふはその類にしたがつて感(かん) あり其るゐに随つて応あり同気(どうき)相求(もと) む道理(どうり)なり霹靂(へきれき)は天地のいかる気(き) なり雷(いかつち)は正敷(ただしき)ことにもいかれば悪気(あくき) あり天の怒(いか)りと人の悪気と相感して 雷を引てうたるゝことあり譬(たとへ)ば 鐘(かね)をうてば響(ひゞき)きそのまゝ応す るがごとし悪(あく)をなものは鐘を