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コレクション: STAGE1

雷公地震由來記 全 - 翻刻

雷公地震由來記 全 - ページ 16

ページ: 16

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うつがごとし雷これをうてば 其 響(ひゞき)の応する道理(どうり)なり自然(しぜん) にしかる理なり菅丞相(かんしやう〴〵)ほどの 賢公をも感応(かんおう)の理(り)をしらざる 輩(ともから)は雷と成りて祟(たゝり)をなし 給ふという浅間(あさま)しきかなかの時平(ときひら) こときの佞臣(ねいしん)讒口(ざんこう)をかまへて 忠貞(ちうてい)の菅公(かんこう)を流罪(るさい)にしづめ たりしその悪逆(あくきやく)によりて天(てん) 雷(らい)の怒気相 感(かん)じ打(うた)れたるもの なりまた雷によつて火の有こと 程伊川(てひいせん)の語録(ころく)の説(せつ)に錐(きり)を以て 木をもむ時はかならず火を取る 木中(もくちう)すら火ありこれ 木 動(うこく)時(とき)は 陽(やう)生(しやう)ずが事がゆゑに火あり雷の 火も動するによつて陽火(やうくわ)いで