翻刻
地震は陰陽(いんよう)水火のたゝかひにて国を動(うご)かす
にあらず只土のうごき亦土生金(またどしやうきん)とてつれ
てかねもうごきめぐる俗語(そくご)に雨降て地(ち)かた
まると地震も納(おさま)り世なをしとかやます〳〵
五穀(ごこく)は豊作(ほうさく)下(し)も万民(ばんみん)のうるおひ
御代(みよ)万歳楽とうたひめて度〳〵
天(あめ)か下(した)うごかぬ国(くに)とおさまりて
うるおひ廻(めく)るからかねの土(つち)
京中町破損入用銀
凡壱町ニ付弐拾貫目宛にして
凡銀八万六千貫目
此金六五二して
凡金百三拾弐万三千○七十六両三歩弐朱
三匁壱分二り五も
土蔵破損一統 無難はすくなし
建家倒方 数しれず
但し高塀小屋物入之分数多し
其外破損数多有之略之
寺社方の破損申にたへずこと繁けれは略之
怪我人 其数しれず