近世棋書を読もう!

コレクション: 囲碁定石集四十番碁立

圍碁定石集四十番碁立 - 翻刻

圍碁定石集四十番碁立 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

【右丁】   碁の手相のわけ 一 碁の手相といふは位に九段有り其内に名人また名人   上手の間ひの手相また上手の手相といふあり夫より   王下をはみないくつの手直りといふ 一 名人といふは位九段なき名人上手の間の手相と   いふは位八数なり是を世に半名人といふ其言也   すきをもつてなり上手といふは七数なり   さてすへて棋の手直りと云ふを定むるは名人に   対しての手相をもつて定むるにはあらす   この上手に対しての手相をもつて定むる   なり尤いくつの手なをりといふて何段とはいはす   然れとも多く初数二数と段をもつていふことを 【左丁】   なすは是また其云安きかためなりとしるへし   彼上手へ対して三つの手相なるものを手直りといふ   則初数といふもの也此初数なるもの名人対して定   四つの手相なり名人は上手より先続き物なる   故也又上手にたいして二つ三つなるものをは是を   二つ三つの手直りといふこれすなわち二数といふ   もの素利是よりして定二つは三数先二つは   四段定先は五段先々先は六数なりすべて   手相一段ちかへは半石つゝ違ふと知るべし     碁に用ゆる言葉の字   幹(ワリタス) 立(タツ) 提(トル) 約(ヲサユル) 断(タチキル) 冲(ワリコム) 劄(ツキアタル) 撲(ウチコム)