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翻刻
御手紙拝見仕候如貴命
秋暑御座候処弥御安泰
被成御座候奉恐賀候然は
天保八年七月六日加賀殿
西丸当番被相勤候節之
手留御借用之儀被仰遣候処
過日私方江用立被置候間
御順借之儀被申上候仍之右
留一折差上候御落手可被
現代語訳
お手紙を拝見いたしました。仰せの通り、
秋の暑さが続いておりますが、ますますご安泰で
いらっしゃることと存じ、恐れながらお慶び申し上げます。さて、
天保八年七月六日に加賀殿が
西丸当番をお勤めになられた際の
手留(記録)をお借りしたいとのご依頼をいただいておりましたが、
先日私の方で用立てておきましたので、
順次お貸しすることをお伝えいたします。つきましては右の
記録一冊をお送りいたしますので、お受け取りください。
英語訳
I have respectfully read your letter. As you mentioned,
although the autumn heat continues, I humbly congratulate you on
your continued good health and well-being. Now, regarding
your request to borrow the records (tetsuke) from when Lord Kaga
performed his duties as Nishinomaru guard
on the sixth day of the seventh month of Tenpō 8,
I have prepared them on my end recently,
so I am informing you that I can lend them to you in order. Therefore, I am sending
one volume of the aforementioned records, which please receive.