みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

鎮火用心集 全 - 翻刻

鎮火用心集 全 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

  《割書:あへばちゞみてあしき物なり|きう火ならバ申すにおよハす》扨(さて)ほそ引(ひき)を持(もつ)事(こと)は   つるべなわのため又やねに上(のぼ)りはしごをとら   れたる時には瓦(かはら)くぎか風(かざ)かへしにゆひつけ   又かやふきの家(いゑ)ならばかやを引(ひき)ぬきて   内(うち)の竹(たけ)にむすび付(つけ)持(もつ)所(ところ)にかの手拭(てぬくひ)を巻(まき)   持(もち)てこけ落(おつ)るによきものなりあるひは   ものをになひ或(あるひ)はみじかき梯子(はしご)をつぎ   なとすつによし其外いろ〳〵|益(ゑき)おほし   三尺の手ぬくひは水にひたしてのんどのかわ   きにしほり入れ又は煙(けむり)にむせぶとき口に咥(くはへ)   て咽(のんど)いたまぬ物なり其外にも益(ゑき)あり   かならず持(もつ)へき事なり 一 家財(かざい)を蔵(くら)へはこぶ時は随分(ずいぶん)心(こゝろ)を配(くば)りて   大切(たいせつ)なるものよりさきに入させたゞ 静(しづか)に   蔵(くら)のおくより物を出し付かさねて入に   まどの際(きわ)戸まへをばすかしおく様(よう)におち