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コレクション: STAGE4

浅間山焼出記 - 翻刻

浅間山焼出記 - ページ 3

ページ: 3

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なり其文に丙午丁未の年次に遇へは中國必災あり とて文豹の郷里の人近衛士なる者丙午丁未の亀 鑑を上書せしなり亀鑑と云は猶豫を決し物の疑を明 かにすると云意にて慥なる書と云事也夫證據とするは 秦昭襄王以来の丙午丁未の年記押し考へて其の 年に災厄の有し事を記せるなり秦の昭襄王より五 代の未宋にうつるまての間凡千二百五十年に及へり 此の間の世変は二所謂秦前漢後漢魏西晋東晋劉 宗南斉梁陣後魏《割書:東|西》後梁北斉後周随唐晋漢 周なり宋にうつる北世に丙午丁未にあたれる年序を 考へて皆靖事を擧けたるを文豹の意へるに丙午丁未 ハ天位の中にあり物の盛なる與干なり次や丙午各火に 属して共に南方の午位にあれは支といひ干といひ極陽 の窮まれるものにて物盛なり極れは必す変するの儀なれば 某々の年に當て災あること亦天数なりとの事又百六 會陽九の災厄と云ふも陽は火にて九七五三の数を以て災 厄といへり是も又陽気の盛なるにて物の極て変災ある の義なりといへり彼是を以て丙午丁未の年に當らは 恐れ慎みてその災を免かるゝ覚悟あるへき事なりされは 丙午丁未の年柄には必す年災ありと思ひ以前より米