みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

諸國大地震年代記末代噺種 - 翻刻

諸國大地震年代記末代噺種 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

   地震津波屋那幾樽 【上段】 地震とは治る    身よと儒者祝ひ 風呂屋からふりで    かけ出す大地震 昆布巻をししん    見廻にしやれて遣り 雲行の沙汰は    ししんゆつたあと 【同名別史料「ぢしんのゆつた後」】 晴雨考を地震入かと    いふてかひ 飛脚屋と本屋の    門に人たかり 病に雨ひてり    大風和怪我なし 気?が抜て    津波深みをウヽロうろ 大黒て止り    戎は御あんしん 水あけもせぬ    新造の舩かわれ おほれ死に    三途川を又あんし 地震さへ    いはんや津波においてヲヤ 【下段】 流の身とは    つなみのひんしよ舩 藍色もわかぬ    紺屋の大地震 焼接屋の    仕事地震で跡戻り 地震から菱(ひし)屋の    借家かりてなし 津波様と     いひそうふな          舟大工 仮(かり)り小屋て地震     ゆらする        若夫婦 世直りと  産屋震ひ〳〵いひ 身上のゆかみ    地震て人に見せ 四五日は    大工の建ぬ家に住み ソリヤ震と仮小屋    からも飛ていで 地蔵会は竹で    ぢしんは松丸太 地震にもゆるかぬ    御代の御大塀