翻刻
右に記(しる)す図のごとくむけば
此かたちになり申候。此 上下(うへした)
より切くはしたるごとき所の
まんなかを。ほそ小がたなにて
輪(わ)に切ぬき。輪のつがひめ
の所は。ほそき小かたなにて
切はなせば。左(さ)の上に記(しる)す
図(づ)のごとくになる。こと〳〵く
輪を切はなしてのちに
四角(よすみ)を丸く切也。又 次(つぎ)に図(づ)あり
此よすみの
かとをみな
〳〵丸く
むく也
輪(わ)ちがひの
図(づ)左に記す
現代語訳
右に記す図のように皮をむけば、
この形になります。この上下から
切り込みを入れたような所の
真ん中を、細い小刀で
輪に切り抜きます。輪のつなぎ目の
所は、細い小刀で
切り離せば、左の上に記す
図のようになります。ことごとく
輪を切り離した後に、
四角を丸く切ります。また次に図があります
この四隅の
角をみな
丸く
削るのです
輪違いの
図を左に記します