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コレクション: 漂流記コレクション

唐船漂流記 四 - 翻刻

唐船漂流記 四 - ページ 33

ページ: 33

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「右帳」 にたとひ印形所持す共乗り寄違此折へ漂来 は場所不買間買敷湊へ漕込長崎?(一字消す)(朱字 へ)送り可遣と いいけれは唐人共口々に塩直り次第出船可致湊江 漂込事はいやいやといふ是等之趣日本江通すん事 いつれの唐船にも日本人乗り居ると相聞え扨其侭 にも難置浦舟四五艘番船につけ置五左衛門佐 太夫弥六は藍嶋へ夜半過漂込む此唐船本帆は木 綿弥帆は細代帆船の 長さ弐拾間余と見える 船の横(よこ五六間)に文字十二並て書 「左帳」 江南松江府上海県商船傪伍ト一字つつ絵たして 書並ふ 一 其後唐船大嶋勝嶋間(あいた)の沖へ致揚帆人之漂泊に付 浦々ゟ集置候舟数?召れ五左衛門佐太夫唐船 江乗寄此所を出帆致すやらにと申聞候得共とも 唐人共合点不致に付其近辺へ乗舟を寄せ相 守る尤芦屋喜多村弥次兵衛かたへ申遣候弥次兵衛 直右衛門江同今朝より晴天にも成候へ者い?や先 地嶋へ渡り同所に而唐船のかかり所をも窺て然 と廿二日は地嶋渡海に許儀一決松本主殿同左候