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コレクション: 漂流記コレクション

唐船漂流記 四 - 翻刻

唐船漂流記 四 - ページ 46

ページ: 46

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「右帳」 付壱町余隔(へた)て打掛る唐人三人速貫に打殺世 は弥次右衛門直右衛門見届たり見事見事と云う給 て茨木三太夫是も追打に五拾目玉の大筒頬付 打掛頭を打切る其外游にくるを舟により追打 の放かくる近く游行をは陰に而突にも中にも尾 崎仁助は管(くだ)鎗の達人なれは一入手際に突殺す 唐船弥焼流大嶋前より地嶋くくつつ瀬沖迄凡 弐里程も流出る此時弥次兵衛大縄碇を心掛留 よと下知すといへとも兼而用意のなき事なれば 急成間に不合其時佐太夫へ急き才覚有れと 「左帳」 有けれは大早に而地嶋へ取に遣す其上宮崎 彦五郎?(一字消す)を差添??る地嶋ゟ大繩二房 碇三頭苧つな壱房取又大早に而浦舟に而 つみ来る佐太夫働不針と弥次兵衛挨拶有 斯而唐船焼上り近浦浦に大筒の火音聞へ火の 手見へけれは陸埼浦岩屋柏原地の嶋大 嶋江口勝浦より浦舟数艘漕来る皆焼草をつ み来る「割書き 毛筈わしの類也」此故は唐船漂流の儀を聞付大 筒の火音聞へ候はは近浦より早速焼き草を つみ浦々ゟこき来り候へと廉る申付有之候処也