琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

琉球談 - 翻刻

琉球談 - ページ 45

ページ: 45

翻刻

【右頁】 天水(あまみづ)を湛(たゝ)へ.下田(くぼた)は次第 坻(びく)にし.泉を引て 下し漑(そゝ)ぐ.入江に河などいづれも鹵入(しほいり)なる故 田地の用水になり難しとそ.  〇貢物 琉球国王より.公(おほやけ)へみつぎする物件(しな〳〵)は.  儀刀(かざりたち)一腰 飾馬二疋 卓(つくえ)《割書:青貝.蒔絵.|なとなり.》大盒子(おほちきらう?)《割書:朱漆.黒漆.|沈金.青貝》  《割書:等なり| 》芭蕉布《割書:無地.縞織.練たると.|練ざるとなり.》太平布《割書:麻なり.幕|幟なとに》  《割書:作る.太平は|地名なり.》久米綿《割書:久米は地名|なり》  泡盛酒   官香  《割書:長き線香|なり》 龍涎香《割書:焼物なり.香餅といふ.碁石の大さに|かため.面に寿福の文字を印す》  寿帯香《割書:色白く細き線香なり.■■にしたがひ其■■つの|如く.くる〳〵と巻く蛇を避る事妙なり》 【左頁】 大抵此等の物なるよし  公より琉球人一の 賜ものは. 【左頁上部】 国王え  白銀五百枚  綿 五百把 前中山王  同 三百枚  綿 三百枚 右前中山王 より之使者 有之 【左頁】  国王え  白銀百枚   綿五百把  使者え  白銀二百枚  時服十重  惣人数え 白銀三百枚 右の通りを下し賜はるとなり.  〇産物 物産は.中山伝信録.土産の部にくはしけれは爰に もちせり其條下に.油樹なるもの有り其葉橘 の如く.実もまた橘の大さの如し.以て油に