琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

琉球談 - 翻刻

琉球談 - ページ 47

ページ: 47

翻刻

如く.訓点(くんてん)をほどこすとなり.此二條.上に言 落したる故爰に記す.  〇読谷山王子の和歌 林子平が三国通覧図説中の.琉球図説に. 明和元年来聘せし.読谷(よみたん)山(ざ)王子(わうじ)朝恒(ともつね)が. 《割書:日本の如く|名乗りなり》詠せし和哥を伝聞せりとて.わづかに 七首を載たり.予が父国訓法眼.明和のは じめ.竹公主の御前(みまゑ)に侍りし時.読谷山 王子が.手づから書て.笑覧(みわらいぐさ)にそなへ奉りたる. 道行(みちゆき)ふりの和歌十四首を.御前に侍らひける 女房に.写させてたまはりたるを.こよなく秘 蔵せられしが.今はむなしき記念(かたみ)となりぬ. 原書のまゝを左に記して.宇留摩の国 人の.我国の風に.かくまてなひきたるを しめすのみ.  扶桑の 大樹公御代かはらせ給ふにより  賀慶の使者として武蔵の国におも  むきけるに肥後の国松浦といふ所にいた  り九月十三夜の月を見て故郷の事  も思ひ出してよめる