翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理珍味集 - 翻刻

料理珍味集 - ページ 83

ページ: 83

翻刻

にする也煮過ぬやうにすべし葛一升に 胡麻五合/位(くらゐ)よろし   赤貝(あかがい)胡蘿匐(にんじん) 赤貝(あかゞい)わたを去ざつと湯にしてにんじん のごとく切にんじんの葉(は)をゆでゝあへもの ひたしもの   酢大根(すだいこん) 三月/大根(だいこん)短冊(たんざく)に割みざつとゆでごま みそ酢(す)あへ   甘味噌(あまみそ) 麦一合豆一合半あらひ蒸さます糀(かうじ) 二合しほ二合半/暑気(しよき)の時分は三合に すべし水七分にして仕込十日過てなれる   干(ほし)茄子(なすび)

現代語訳

にする。煮過ぎないようにすべきである。葛一升に対して 胡麻五合程度がよろしい。   赤貝人参 赤貝のわたを取り除き、さっと湯通しして人参 のように切る。人参の葉を茹でて和え物、 浸し物にする。   酢大根 三月の大根を短冊に切り、さっと茹でて胡麻 味噌酢で和える。   甘味噌 麦一合、豆一合半を洗って蒸し、冷ます。麹 二合、塩二合半。暑い時期は三合に すべきである。水七分にして仕込み、十日過ぎると熟成する。   干し茄子