翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

菜譜 3巻 - 翻刻

菜譜 3巻 - ページ 25

ページ: 25

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胡蘿蔔(セリニンシン) 菜中第一の美味なり性亦尤よし農  政全書曰三伏の内にうねうへにし或こえ地に漫  種ししきりにこえ水をそゝけは自然に肥大也  三伏の内とは夏至の後第三庚より立秋の後  初庚まてを云〇根の色黄なるをよしとす  四月下旬五月初にふるたねを以うふ又六月に新  たねをまくかねて沙多き肥地をふかく耕し  て糞を多く其上にしきあつき日にほす如  此する事二度地をやはらけ上をろくにし  塊(クハイ)石を去種を二日水にひたし後沙土に拌(マゼ)  てうねをなし二尺五寸ほとのうねに三すち  にまく一所に五六粒まく後にぬき去へし間  とおくまくへし上に又糞土をうすくおほふ  厚けれは生せす生して後にしけきをやう  やく多く抜去へし稀(マレ)に有ほとにして後  よき比になる如此なれは根大なりかやうに  ふるたねを四月にはやくまけは日にいたま  すして生しやすく五月雨の内に長して  六七月の暑にもいたます但暑月には時々  水をそゝくへししけくまけは根小なり或日