翻刻
す秋後まて久しく長す故はたけにうふれは
地を妨く小屋或 庇(ヒサシ) ̄ノ棚の上に蔓を引しむへし
地上にはへは節々より根生して弥繁昌す実
ならさるつるを切去へし其形まるきあり長
き有能熟して色紅になりてとるへし長する
時早く末をつみ去へし一本三四顆をとゞめ其
余は去へし葉を多く切へからす液(エキ)汁もれて
いたむ長崎に多し唐人 ■夷(ヲランタ)人好 ̄ン て食す冬
かまとの上におけは二三月まてくされす寒風
にあたれは早くくさる又きりて灰にかきませ
生なからほしてたくはへ置食す時珍曰味如_二山菜_一同_二 ̄ク猪
肉_一 ̄ト煮 ̄ハ更良おさめて春の末まてあり新なるか如し
といへり慶長元和の比初て日本に来る京都には延
宝年中はしめてうふ其前はなし青色なるをよしと
す〇一種 南京(ナンキン)夕顔あり南瓜と一類別種也又 日向(ヒウガ)
有夕かほとも云味よし南瓜より中高く丸しなますに
くはへ用てよし是南瓜にことなり南瓜にはくびなし
是にはくひあり
西瓜(スイクハ) 月令広義曰肥地に坑(アナ)を作り毎(コトニ)_レ坑 子(ミ)四を
うふ苗長して後根に壅(ツチカフ)へし多 鋤(スケ) ̄ハ則子多しすか