翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

菜譜 3巻 - 翻刻

菜譜 3巻 - ページ 63

ページ: 63

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 食はず〇赤芋あり是も茎を食す茎長大  なり煮てもほしても食す赤芋は根を食ふ  味尤よし〇大芋あり法螺(ホラ)芋と云根大なり  ほら貝に似たり味よし其茎も味よし〇くり  いもは其葉まるくしてはすの葉に似たる故に  はす芋とも云生にて食するに味栗のことく  ゑぐからす毒なし煮て食すれは尤よし是又冬  は穴におさめ置へし寒をおそる 黄独(ケイモ) 畿内にてあやまりて何首烏(カシュウ)と云根も葉も  山芋にて大なり根に毛多し煮て食ふへし  むしても食す毒なし何首烏は近年中 夏(カ)よ  り来る是と不_レ同 番薯(アカイモ) 近年長崎に琉球(リウキウ)より来る故りうきう  芋と云色赤き故に赤芋と云 閩(ミン)書に見え  たりやせ地砂地にも宜し蔓(ツル)ありは甚寒をお  そる煖地にうふへし味甘し根をかまとの前火  にちかくうつむ春あたゝかになりて地にうふへし  生薑 鬱金(ウコン)壇特(ダンドク)花紅蕉なと凡寒をおそる  る物の根を冬春のおさめやう同し此物飢をた  すくる功他物よりまされり貧民多くうふへ