翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

食鑑詹言 - 翻刻

食鑑詹言 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】   の垢(あか)よく落(おつ)る●霍乱(くわくらん)暑暍(しよきあたり)一切の毒(どく)を解(け)し酒を醒(さま)し  赤眼(はやりめ)を洗(あら)ひ湯火傷(やけど)にぬりて尤よし多食せは腸胃(てうゐ)冷(ひへ)  徹(とをり)泄利(くだり)等も有べき歟  《振り仮名:長流水|ちやうりうすい|なかれみつ 》 西(みやこ)の鴨河(かもかわ)大堰(おゝゐ)宇治(うぢ)東(あつま)の荒川(あらかわ)墨田(すみた)川また関口(せきくち)   玉川の水道の類是皆水 性(せう)労(こなれ)所謂(いわゆる)長流(ちやうりう)甘爛(かんらん)なるもの也   ●気味 甘平(あまくたいら)毒なし飲食(のみくい)沐浴(ゆあみ)洗滌(せんたく)に宜(よろ)し尤好 茶補薬(ちやほやく)  を煮(に)るに妙也●山中の巌泉(いわしみつ)飛瀑(たき)となり谿川(たにかわ)となる者  其水 澄(すみ)清(きよけ)れとも味 冽(はけし)#1く気 剛(こわ)くして人に宜からす●《振り仮名:逆流水|きやくりうすい|さかるみつ 》 【左丁】   これまた常用にあらす只病により用て効(しるし)あり 《振り仮名:井泉|せいせん|ほりいの》水 堀井(ほりい)あり堀抜(ほりぬき)あり土地(とち)の好悪(よしあし)水 脈(みやく)の当否(あたりはづれ)あり  て能 物(もの)と遷(うつ)り水性 清濁(すみにごり)一 様(よふ)ならず専撰用にあり平(あけ)  旦(かた)第一汲(いちはんにくむ)を井華(せいくわ)水といふ●気味甘平毒なし薬(やく)食(しよく)茶(ちや)酒(しゆ)  に用て可なり●江戸 官邸(やしきかた)及 市中(まちなか)上水の懸(かゝ)る井(いど)は井泉に  あらす即前の長流水なりこれも停(よどみ)汚(にこり)濁 煖(ぬるみ)なるはまた  長流の効なし 《振り仮名:碧海|へきかい|うなはらの 》水 潮(うしほ)の来去(さしひき)により色(いろ)濁(にこり)味 重(おも)し或(あるひは)鯨鰐(げゐがく)悪魚(あくきよ)の