翻刻
をほそく入れ。其上(そのうへ)に。にんじんをほそく切て。まき
付(つく)るなり。これも一二度(ど)むきて見れば。ずいぶん〳〵
出来(でき)申候 できるはず。
㊈ 牡丹(ぼたん)花(くわ)大 根(こん)仕方
一 此(この)切方は【絵】此ごとく。上を山三ッ切方を入て
あとは。右 椿(つばき)のとをりなり。但(ただ)し此(この)むきやうは。随(ずい)ぶん
薄刃(うすば)を外(そと)へねさして。剥(むき)かけるなり。これもぬる湯(ゆ)を
つかひ候へば。大根 自由(じゆう)になる也。扨 白(はく)牡(ぼ)たんは
其まゝにるよし。紅(べに)ほたんは。紅汁かしやうゑんじ汁か
にてそめ申候。匂(にほ)ひは。にんじんなり。又は染(そめ)大根か
ほたんのにほひは沢山(たくさん)にするか。料理方の古実(こじつ)也
葉(は)は青木(あをき)葉をつかふ也。但し【絵】此ごとくつくるなり
㊉杜若花(かきつばたはな)大根切方
初 此所切すてる 此けんむき入るなり
【絵の中に】花 【絵】【絵】 【以下は20行以降に】
元
一 一 此ごとくけんの所を【以下は20行】 【絵にのに】花 むきかけに半分むき是 【以降に】
二まいにむき申候なり
これを三角に切て又これも上の角中
ほどまて半ぶんむくなり以上三かくに
してしんのところはほそくみじかく先を
切てすへをとがらし申候
【絵】先 此ごとくなる
【絵】元 なり【絵】【絵】【以下は25行以降に】
これをうへの三角のしんに【絵】此の
つけて白き苧をかりて ことく
もとをくゝり申候なり なる