翻刻
跋
漢(カラ)にては放屁(ホウヒ)といひ。上方にては屁(ヘ)をこくといひ。
関東(カントウ)にてはひるといひ。女中は都(スベ)ておならと
いふ其 語(コトバ)は異(コト)なれども鳴(ナル)と臭(クサキ)きは同し
ことなり。その音に三 ̄ン等(トウ)あり。ブツと鳴(ナル)もの上 品(ヒン)
にして其 形(カタチ)円(マロ)く。ブウと鳴もの中品にして
其形 飯櫃形(イヒツナリ)なりスーとすかすもの下品にて
現代語訳
跋
中国では放屁といい、上方では屁をこくといい、関東ではひるという。女性は皆おならという。その言葉は異なれども、鳴ることと臭いことは同じことである。その音には三等がある。ブツと鳴るものは上品にして、その形は円く、ブウと鳴るものは中品にして、その形は飯櫃の形なり。スーとすかすものは下品にて