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コレクション: 山東京伝

通言総籬(其一のみ) - 翻刻

通言総籬(其一のみ) - ページ 12

ページ: 12

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《割書:合て。ゑん二郎をいろじかけでよぶきやうげん此ごろはやる手也と。|さとつていればきのすけはふとい女郎とおもひよんてしまひ》 《箱:喜の》出恋のすへぜん何かありがてへ句(く)ね。あの二郎はたし かにはんごろしに仕(し)て置なさると。仇(あた)をしやすにへ《箱:ゑん》や りてがいふにやあ。はれてお出なさるとも二かいを御ゑん りよなさる□□□と。かわ羽(ば)をりのひもをみるよふに。 両方へくゞらせていふからどふもならねへ。こふなつ てみればふびんだよきついことをきりかけもしめへから。江 戸町のかたを付て。いつそをもてむいて。いつてや らうかとも思ふよ《箱:喜の》そふなされば。きついくどくされ《箱:しあん》 恋つれてむまい所。アヽいろおとこには何がなる《割書:トそばにあ|る三味せんを》 《割書:とつてつめのさきで|めりやすをひく》哥〽水無月も流れはたへぬ浮世 のきしに夜舟こぐてふふり袖のかほにまがきのあと つくほどに。はてなうきなのてならひもくさめ〳〵のやる せなく。《箱:おちせ》モシそのめりやすが此ころひろひろめのあつた すがほとやらかへ。そのあとはどふだへ《箱:しあん》泰琳(たいりん) がみやうにふしをつけたよ。哥〽︎文のさきめの口べにも