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コレクション: 山東京伝

通言総籬(其一のみ) - 翻刻

通言総籬(其一のみ) - ページ 14

ページ: 14

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やうに喜のさんにじやうをつくした人も。あるにノウ《箱:おちせ》 ヲヤばからしい《箱:しあん》よしはらいらいばからしいを。ひさし ぶりてきいたわへ《割書:トわらふ。女房ははごいたの茶ほうじて。しあん|をしたゝかたゝく。此うちゑん二郎は京町のいろ事》 《割書:のうぬぼればなし喜の介はウヽありがてへウヽそうさと。いゝかげんにあいさつし|ている所へ下女はかなぎをかつてくる。にようぼうはかんをする》 《箱:喜の》御心あひからそのまんまだしや《箱:おちせ》ヲヤそれ でも《箱:ゑん》いゝわな〳〵《割書:トいふゆへはかまのない|ちろりのまゝいだす》《箱:しあん》こ いつァ着ながしのちろりだの。しやれたもんだ《割書:此あいだ|さけに》 《割書:なりうなぎもあら|かたたいらげてしまふ》《箱:喜の》ホンニ住よし町の川治から。茶入 を持てきておきやした。ころうじやし《割書:ト戸棚から茶入を|二ツだしてみせる土いろ》 《割書:糸ぎりくすりの|かゝりあんばいをみて》《箱:ゑん》こいつあ京がまたはへ。真兵衛か万右衛門 だろう金一枚くらいかの。こつちらはいつかふなものだとんだ ねき物だ。此ぢう数喜(すき)屋川岸の伏甚(ふしぢん)から瀬と の玉川と滝波を見せによこしたが。尤遠州 の書付があつたが。四十両だいだ目がでるの袋は白 地の小ぼたん。一つは権太夫だつけどれもはくさきは よかつた《箱:しあん》此間橋場で江月(こうがつ)のよこ一行(いちぎやう)