翻刻!べらぼう関連資料

コレクション: 山東京伝

通言総籬(其一のみ) - 翻刻

通言総籬(其一のみ) - ページ 17

ページ: 17

翻刻

で。おかしい事がござりやしたつけ《箱:喜の》狂言といへば 宗十郎松が六けんのおさくをきれて。ふる石のとよ くらへこつていくそうさ。おかしいじやあねへかネヱ《箱:ゑん》 あいつが中洲(なかづ)てめつかちの地ごくをかつたときほど。 おしいことはなかつた《箱:おちせ》モシてへぶきなつくさいよ。さん やそこじやあねへか《箱:ゑん》ほんに芝居のゆきがらう そくへふつたといふにほいた。それおしやうぬしの はをりだそふだ《箱:しあん》さあ〳〵こいツア大さはぎだ かゝあにしかられることを仕(し)だした《箱:喜の》もちつとの事で もろせをたのみにいく所だ《箱:しあん》しやれ所ではネヱ はな《箱:ゑん》やけぼこりでいゝのさ《割書:此間女房の手りやうり|にて。だまごのあつやきのわさ》 《割書:びじやうゆ。古なすにもり口のからや梅ざけ|のあんばい。ゑん太郎しあんへ茶かけをいだす》《箱:ゑん》なるほどおしや うはよくくふぞ。ぬす人には極つた《箱:しあん》もし松ばや じやあ小梅の青いのを出すノウ《箱:喜の》あれはつけ めさ。扇屋のせんべいの。丁子やのてうあしの ぜん。四ツ目屋のかすていら。竹屋の水貝(みづがい)