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コレクション: 山東京伝

通言総籬(其一のみ) - 翻刻

通言総籬(其一のみ) - ページ 20

ページ: 20

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みんなぞうりさ。くしかふがいも中座【中差】#1 迠(まで)ぞうげまき ゑでござりやす。さんやでへふいぶるによ。ちつと さしくべればいゝ《箱:しあん》丁子屋もかてへ内だよ。きやく のまへはうはぞうりを手にもつてとふるの。きやく のこねへ女郎はつるしがとぼると中の町へださねへ ね。二かいに小便所の二ところ有と。はじごを庭から あがるやうに付てあるは。丁子やばかりだ《箱:喜の》まる ゑびやにはじごが二所あるによ。扇屋の小便 所ほど遠(とほ)ひのはあるめへ。さむいじぶんなぞはてへぎだ よ。半七がかつぱを着てとこをまはすも久しい だらけだ。玉屋もかてへうちさ。そしてはやく見せ をひかせる内だよ松ばやじやああね女郎の事 をわつちらんといふね扇やじやあざしきでといゝ やす丁子やじやあね女郎のそのあね女郎 の事をおほきいおいらんといゝやす《箱:ゑん》玉屋 といへば紫夕(しせき)が《割書:小むらさき|がことなり》将基(しやうぎ)はあがつたかの