翻刻
《箱:喜の》こんぢく我物(かぶつ)が香角(きようかく)のまぜで。二ばん
まけたそうさ《箱:ゑん》琴基(きんぎ)書画(しよぐわ)をやるき
だの。けいせいにもいろ〳〵なくせがあるものだ。きさ
かたが水かゞみのめりやすがすき。瀬川が茶のゆ。
哥ぎくが地ぐちのてんとり。すがはらが梅をたち。
わかづるがはいかい。ひなづるが団十郎びいき。松人
がどふしたのだへ。丁山がちよつとみな。たき川が三つ
七宝(しつほう)の紋(もん)所をかへず。九重がかふろの外に男の
字をかゝへておくことなどは今でのうがちだ《箱:しあん》
こんちう今戸の墨賀(ぼくか)がりやうへめへりやし
たら。いづゝ屋のせつぺい。くわれき松屋のぎよみん
いつみやのこゑん。いの字いせ屋のせいら。長崎
屋のこはん。おはりやせつく。かんぼくといふいしや。
そうしやうのとりう。なぞがきていて。梅枝点(ばいしでん)
の《割書:ばいしとは|すゝがはらが事也》はかいかいをしていやした。いなぎも源(げん)
氏(じ)の□□□□ていやすよ。#1地内のおたみが