← 前のページ
ページ 101 / 191
次のページ →
翻刻
【右丁】
御礼として何をかさゝけ奉るべきそれ君の恩によて
しをかろんずるつはものも思へはたまものゝかはりなり
然るに我等かゝる天の御やしなひをなし給ふ◦✕の御恩に
対し奉りいかなるちうきんをかぬきんて奉るへきふ
るき御おしへの中にくちはつるまんなと云かんみふか
き天食をふらし給ふにさへふかく御れいを申上奉れ
□さづけ給ふにいかにいはんやおはり給ふ事なく則う
け奉る人ゝのふしの薬となり給ふ此天のたま物にを
ひてをや•【朱起】さんじよあんのゑはんせりよの経文にじきの
御子にてまします□【◦✕?】さへ御親へ大むぎ□□□【のはん?】の御礼を
【左丁】
申あけ給ふと見えたりいかにいはんやわれらかすひ□【り?】つ
ある一命のはんの御れいをはいかはかり申上□【奉?】るへきや□【色?】
身をやしなふ食(しよく)物にさへ御礼をなし奉るにをひては
□□【すひ?】りつある天の食物は終りなき御恩に□いか計か
ぞんずるやされば人となし給ふ御恩大にふかき御恩
なるにをひては善人となし給ふ事はいかはかりの御恩とか
思ふや色身にあたる御恩をさへふかしとするにをひては
あにまの上の御恩はいかほどの事なるべきやしやうとく
のかうじをさへばくたいなりとするにをいてはからさの上
のかうじはいか計の事とか思ふやあだんの子孫(しそん)とな