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【右丁】
すゝむへき心中のいさみのはしめなり
四ツにはⅮ(天)人間にあたへ給ふ御恩何れも御心ひろくまし
ますといへ共此天のけらくにをひては高きあたひを以て
下されたゝおほしめす事をくはんせよ其故ははし□りの
人の科によて一たび是をうしなひしより二たび我等に
あたへ給はんが為には御ひとり子のながし給ふ御ちと尊き
御命にかへ給ふより外に別のあたひをうけ給ひねはなり爰
にをひてくはんせよ御主御命を捨(すて)給ふを以て人に真(まこと)の
命をあ□【た?】へ給ひ御くけんをうけ給ふを□□【以て?】人にお□【は?】りな
きけ□【ら?】くをあたへ給ひぬす人の中に□□□□【まじはり?】給□【ひ?】くる
【左丁】
をおとし給ふ御こと葉おほき中にむかしもいまだ□【き?】か
さりしおそろしき一ツ□【の?】御こと葉と云□□【はぐ?】んぜいを汝□□【らに?】
つかはし城(じやう)【ひだりに「しろ」の振り仮名】をとりまはし大きなる難儀(なんぎ)おこ論【ら?】ん時ゑ
いくわゑいゆうをほんとしてあらき風をもいとひし雲の
上人といわれし女人共うゑをしのぐにみちなくしてお
のれかうみ出したるゑなとふるちをものみくらふへしそ
れをも人にしらせじとおつとにもかくすへしと見えたり
さてもおそろしき天 罰(ばつ)かな然れ共現世にをひては
なをこれよりもおそろしき御罰をあたへ給ふと云とも
後の世のくけんにくらべはかげとかたちのかはり成べし