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【右丁】
なる天狗の上を観ずるにをひてはかれらがはういつ
じやけんなる事を見しるべし是をわきまへんとほつ
せばむかしⅮ(天)の御ゆるしにて•【朱起】しよぶといふ善人の上
にあらはれたることを見よ誠に人の為にあたとなる程
の事をつくしたる者也まづやしなひおかれたる牛
馬六ちくを一時の間に数をつくしてやきころしけん
ぞく共をはとらはれ人となし家(いゑ)蔵(くら)をはほりくつし十
人の子共をおしころしせめ一ぢんに□□【きは?】まりてのち
俄(にわか)に其身にらいさうおこりはり□□【さす?】ほどもくさらぬ
所なくうみちをながしむしわ□□【き出?】ふ□どをだにもいとは
【左丁】
れてちりあくたかき□【あ?】つめ□□【たる?】土の□□□【上にお?】きふ□□【しし?】て
したしき女【右に小文字】にもすてられしんるいち□【ゐ?】んもめりひはう
するほどにいとゝ身をくるしめ心□【を?】な□□【ま?】しきえぬい
のちをうらむるふぜい也爰を以てわきまへよかほと人間の
大てきなる天狗に科を以て身を渡しなかきくるしみに
せめられん事いかはかりとか思ふやなをよく分別せん
為に•【朱起】さんけれこうりよのぢあろこといふきろくに書た
まふ事をきけわが住みける寺のうちにある出家よはひも
いまたじやくはいなるにおうじて身持もさすがゆるかせ也
然るにふりよの病におかさ□【れ?】すぐにさいごと見えけれは