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【右丁】
かの人のふしどにちかづき前後になみゐておらしよの合
力とならるゝ処に俄(にわか)に病人さけび出ていかに各(をの〳〵)そこ
のき給ひてわれを大しやにのませ給へはやわがかし
らはかれがほのほのあぎとにかゝりはだへはのこぎりの
ごとくなるうろこを以てこそくる者也然れ共各それに
ましますゆへにのみこむ事を得すしてくるしみを
かさねけれはすみやかにそこたちさり給へとさけぶ者也
人ゝすゝめてくるすのもんをとなへさ□【せ?】給□【へ?】は病人こた
へて云く我か手足はかれか尾(を)にてか□【ら?】められまつたく□【じ?】
ゆうを得す人ゝいよ〳〵かんたんをく□【だ?】きおらし□【よ?】せら
【左丁】
れけれはあはれみの□【御?】主其く□【る?】しみ□【を?】□□し給ひ病も
へいゆして二度か□□【ゝる?】わざはひにあ□【ふ?】ましき為に□【身?】
もちをあらため徳ふかき人となりて□【おこな?】ひめでた
かりしと書給ふ者也□□
然れはいんへるのにてかゝるおそろしきかたちをみ•【朱起】じよ
ぶのきやうてんに見えたるごとく川をのみ山をくらふ
べえもつと云天狗を見む【右に小文字】る事いかはかりのおそれるべき
ぞとよく〳〵観念せよⅮ(天)御にうわ御 慈悲(じひ)広大(くわうだい)にまし〳〵
悪人を御身へ引寄(ひきよせ)給はんか為に今は限(かぎ)りなき御恩
をほとこし給ふごとく科を□□【きら?】ひ給ふ御けんほうの御