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【右丁】
以てかくし又見のがす者也それによて大切□□【は諸?】善の母又は国(こく)
母(も)のごとくよぜんを仕(つか)ふ者也なを又母の心なりといふはわが
子の好事(こうじ)をよろこびわざはひをかなしみ共に我身の上の
様におもふ者也子の為の徳分をなけき其子のほまれを
ねかひいかほどをらしよきたうをか申すらん我身の上をば
忘れて彼をのみ思ひ大切ねんころをつくさんが為にいか
ほどか我身をあらくする事といふ事を見よ汝他人に対し
如此の心を持位となるにをひては大切のたつしたる道に至る
と心得よ□【た?】とひ又かほどの□【極?】めに至る事叶はすといふとも
是を□【汝?】が望□【み?】のめあてとし□【て?】行儀をつね□【に?】是か為にす
【左丁】
へし□【汝?】もしか□【ほ?】との深き大切□【を?】いかてか人に対して持へきぞと
問ふにをひ□【て?】は□【其?】 答話(にうわ)【振り仮名「とうわ」の誤記?】別にあらず他人を他人のごとくに見
ず只Ⅾ(天)の御子御うつしの御主◦✕のいき給ふ御 全身(せんしん)につらなり
奉ると心得よしかのみならす他人になすへき事をは御主Ⅾ(天)うけ
給ふとしるへし又人間の上にをひて親類(しんるい)の大切といふはいか
ほとの事ぞといふ事を見よたゝ是はこつにくのきれはしを
おもふのみ也然るにⅮ(天)の御大切に対してたがひのむつびといふは
色身のむつびよりも猶よくすくれたる儀なればふかく是を
思ふへき事道理至極ならすやあほすとろの宣ふきりしたん
たかひの一味いかほどかすくれたりといふ事を見よ其故は同し