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【右丁】
まに深く思ひしめ給ふ計を以てたんぬし給はす身体 臓腑(ぞうふ)に
至るまても此恐れを以てつらぬかれたくおほしめし心に打付
たる鉄針(てつしん)のことく恐れ奉るへき御主の天 眼(がん)にそむき給ふ
ましき為に常住(じやうぢう)のをこしてさいそく人と持給はんと願(ねが)ひ給
ふ者也ゑけれじやすちこ一ツに御主の恐れは科を追(おひ)出すと
見えたり其故は人に対して恐れの心ふかき時は其気に
あふまじき事をも恐れしりぞく事 生得(しやうとく)の儀也なを此お
それの役(やく)といふは悪行に限(かき)らす善のつとめに付ても事
からにあや□【ま?】りあるかとつゝしむ者也是について•【朱起】さんけれこう
りよ□【科?】なら□□【ぬ事?】をも科なるへきやと恐るゝ事はよきあ
【左丁】
にまの□【験(しるし)?】なり□【と?】宣へり故にさんとじよぶ此恐れ□【を?】持給ひていか
に御主科□□【の御 ?】罸(ばつ)をさしをき給はざれはわかなすほとの事
に付て恐れ奉ると宣ふ也
第三右の善の位に至(いた)る為に専なる善といふは頼母敷心也た
とへはうとくなる親を持子はふによいなんがんありといふとも
かならす合力を受(うく)へしと頼母敷思ふごとく我等もⅮ(天)の御子
の心を持て天地を御進退なさるゝ御方を御親と持奉るが
故にいかなるなんかんありといふともⅮ(天)へ近付奉り御じひを頼
み申にをひてはあるひはそれをのがし給ふか又は我等か徳の為に猶
勝(すぐ)れたる事をなし給ふへしと頼母敷思ふへき事也