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【右丁】
て御主より我等に命をあたへ給ひ常(つね)に其身をかゝへそ□【だ?】て
日として絶る事なく雨の足のごとく御恩を下し給ひ常(つね)
におさめみちひき守りすくひ給ふを以てはかりなき御恩を
下さるゝ御方を貴み奉らん事いかほと肝要なる事とか思ふ
や然る時は是を我等か勤(ごん)行の初めとすへき事也•【朱起】さんぱ
しりよ常(つね)のをらしよにも此御礼を以て初めよと宣ふ也
朝(あさ)な夕なのつとめ其外何時なりとも諸の御恩の御礼を
申上へし萬民(はんみん)の上の御恩と各別(かくべつ)の御恩がらさの御恩の中
にも御恩□【の?】上の御恩からさの上のがらさなる我等が御主人と
なり給□【ひ?】我等□【の?】為に御ちをながしつくし給ふ事と貴きゑう
【左丁】
かりす□【ち?】やの□【さ?】からめんとを以て我等か申に残り□【給?】ふふかき御恩
の御礼を□【申?】奉るへし又此御恩に付て第一観すへき事といふ
は萬物の御主にて在ましなから如此の御恩を与へ給ふを以て
何の御徳と申奉る事もなけれはしつかい御じゆうと御たいせつ
の上より与へ給ふと分別せよ
第八の善といふはⅮ(天)授給ふほとの事にこと〴〵く随(したが)ひ
奉る事也されば善のきはめといふも皆此内にこもると心得
よ此善の位三様にあり一ツには十ケ条の御 掟(をきて)のまためんと
に随(したが)ふ事二ツにはけうくんに随ふ事三ツには御主より心
を起(おこ)し給ふ善念にしたがふ事是也