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【右丁】
かるべきに付てさんしよあんきりまこのぢきに□給
ひたる事を書置給ふをきけ或山寺に身持□【ゆ?】る
かせなる出家一人ありやまひにおかされさいごにのぞ
むとおほえて六根のはたらきもたえはてしばらく
あにま計を以てきひしき御きうめいにあへり又Ⅾ(天)
かくべつの御じひを以て二たびよみかへりへにてん
しやのひまをあたへ給ふ者也其時あつまりあへる人ゝ
何れもきいの思ひをなし立帰ら□□【るゝ?】処に彼人はた
してすみける所の戸をとぢ四へきを石にてつき
かため二たひそこを出る事なく物□【を?】□い□【わ?】ず□んと
【左丁】水とはかりをもちひて十二年の間□□□□して其
身を□こか□事もなく□【涙?】にしづみて以□【前?】みられし
事をあ□じてあきれはつる事より外はなしかくて
まことの終りにいたりければ山居の人ゝあひあつま
りかのとちたる所の戸をひらきまつごの一句をきかむ
と各〳〵尋ねといるれはこたへていはくいかに人ゝ誠に
いふ誰よ【?】もあれさいこの御きうめいのきびしき事を
しらばⅮ(天)をそむき奉る事あるべからすと是のみいひ
終りてしせられぬ•【朱起】さんしよあんきりまこ其座に【右に小文字】つら
なりてぢきに見きゝ給ひし事なればしんじがたし